読譜というと、音符が読めればいい?となりますが、もちろんリズムも含め、楽譜に書いてあることをよーく見ましょうということです。
音符の長さや休符(音のない時間、決してお休みではありません)を正確に読み取ることは、作曲家が残した楽譜から音楽を再現するのにとても大切なことです。強弱や書き残した言葉も然り。
例えば付点のリズムでは、緩くなると2:1の三連符に近づいてしまい曲の印象がだいぶ変わってしまいます。
あの人の演奏はこうだったから、と言ってもそれはその人の演奏であって、まずは楽譜に書いてあることを大切に読み取り、それを音にし、その上で解釈を考えていくというのが重要だと思います。
このやり方が身につけば、音源がない曲や新作を演奏しないといけない時にも大いに役立ちます。
長い期間ピアノや音楽に接してもらいたいので、上記のようなことを意識してレッスンに取り組んでいます。